【9/29 情報機構セミナー】「液晶ポリマー(LCP)の 現状と研究開発動向」
~特許で読み解く5G/6G用材料への応用・フィルム化の行方~
日時・会場・受講料
●日時 2022年9月29日(木) 13:00-16:30
●会場 会場での講義は行いません。
●受講料
【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認下さい。
●録音・録画行為は固くお断り致します。
■本セミナーの解説ポイント
液晶ポリマー(LCP)は、一般にスーパーエンジニアリングプラスチックと呼ばれる分野に属し、高い耐熱性、そして射出成形時における優れた寸法安定性、高い流動性そしてバリなどが発生しにくいことから精密・微細化などを目的とする用途に適しています。
更に近年、これまでの通信方式と比べ高速・大容量化などの特徴を有する第5世代移動通信システム(5G)への適用が始まり、高周波・高速伝達回路による伝達損失を抑えることのできる材料としてもLCPは期待されています。しかしながら、5G向けの用途としてはフィルム化が要求されており、LCPの持つ高い配向性が原因でフィルム加工しにくい欠点を有していました。そこで、各LCPメーカーは独自の加工技術で、この欠点を克服し、フィルム化とその量産化を試みています。
本セミナーでは、LCPに関する市場動向、基礎的物性、用途、そして特許などの公開情報から最新の成形加工技術を紹介し、さらに将来の展望(Beyond5G)について幅広く紹介します。特に成形加工技術に関しては、5G/6G向けFCCL用フィルムの製造方法についても紹介します。
■本セミナーを受講して得られる主な知見・情報
・液晶ポリマー(LCP)の市場・用途:特許などの公開情報に基づいて
・LCPの基本的特徴
・LCPの成形加工:特に5G向け材料としてのフィルム成形法の現状と展望
セミナー内容
1. はじめに
※講師自己紹介
※また受講者の皆様の参加経緯・目的も、支障ない範囲で「Q&A」等に投稿頂ければ幸いです。皆様の要望に適うセミナーにできればと考えております。
2. 世界の液晶ポリマー(LCP)の市場
2-1 LCPの市場動向
2-2 市場を支配する中国
3. 液晶とは
3-1 液晶分子の特徴
3-2 液晶構造の主な種類
4. 液晶ポリマーとは
4-1 ポリマーの特徴
4-2 液晶ポリマーの種類
4-2-1 リオトロピック液晶ポリマー
4-2-2 サーモトロピック液晶ポリマー
5. グローバルLCP市場の主要プレーヤー
6. LCPのモノマー
6-1 サーモトロピックLCPの基本モノマー
6-2 サーモトロピックLCPの分岐構造を得るためのモノマー
6-3 リオトロピックLCPの基本モノマー
7. LCPの用途
7-1 世界市場・用途別販売数量
7-2 エレクトロニクス用途例
7-3 LCP用途例
7-4 LCP成形品別の世界市場
8. LCPの成形加工
8-1 リオトロピックLCPの成形方法
8-2 サーモトロピックLCPの成形方法
8-2-1 射出成形
8-2-2 押出成形
1) LCPの熱線膨張係数
2) インフレーション成形で作ったLCP
8-2-3 溶液キャスト法
9. 5G技術を支えるLCPの動向
9-1 LCPフィルム市場動向
9-2 LCPフィルムの現状と課題
9-3 特許情報から見る、LCPフィルムの量産化に向けた技術動向
9-3-1 LCPフィルムの特許情報解析
1)業界全体の傾向
2)主要メーカーの特許動向(課題の動き)
9-3-2 新規フィルム成形法への挑戦
1) 多層Tダイの交差成形
2) 磁場をかける製膜方法
3) ラミネート成形した後、延伸成形
4) 回転インフレーション成形
5) 架橋インフレーション成形
6) 溶液キャストフィルム成形
(セミナー直前に新しい情報が入りましたらそれも加えて紹介します。)
9-3-3 LCPフィルムを使ったFCCLとFPCの製造技術
9-4 最新のLCP(6Gに向けて)の研究開発
10. LCPの今後の展望
11. おわりに