【6/20化学工業日報セミナー】 東京開催 『プラスチックフィルムの基礎を理解する』

〔主催〕化学工業日報社

 プラスチックは世界で最も広く使用されている工業製品であり、その代表的な加工法としてフィルムの成形・成膜があげられます。汎用樹脂をはじめとした様々なプラスチックフィルムが容器・包装・農業さらには自動車産業など多岐の用途に利用されており、我々の生活になくてはならない重要な材料となっていることは、皆様ご存じの通りです。そうした背景から、プラスチックフィルムに関して、昔から多くの成形加工技術などが検討されており、今後も市場要求の高まり等により、更なる技術開発が求められると思われます。
 本セミナーでは、プラスチックフィルムに関して、原料となる樹脂特性、添加剤技術、成形加工技術およびそれらに纏わる試験・評価方法について幅広く概説し、また、最新のプラスチックフィルム技術の動向についても詳しく紹介します。

得られる知識・技術
 ・プラスチックフィルムの樹脂種類別の特性、成形加工技術、評価・試験方法
 ・市場・用途別の現状、最近成長性の高いフィルム技術の開発動向
 ・特許情報から得られるフィルム技術の開発動向

受講対象
 プラスチックフィルム技術初心者、ポリマーの研究開発者、プラスチックフィルム全般を網羅的に勉強したい方(主に初心者/初級者を対象としてわかりやすく説明します)※当日のセミナーの様子は録画させていただきます。
 本セミナーの収録動画を配信するアーカイブ配信セミナー(別料金)を実施するためです。

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講演要旨

●講義 13:30~16:50
(原則として1時間に1回[10分程度]の休憩を挟みます。)

0.はじめに

1.プラスチックフィルムの市場動向
 1.1 プラスチックフィルム全体市場規模推移および予測
 1.2 用途別フィルムの動向
  (1)容器包装分野 (2)農業分野 (3)自動車分野 (4)エレクトロニクス分野 (5)建築資材分野

2.樹脂特性におけるプラスチックフィルムの特性・添加剤について
 2.1 汎用樹脂フィルム
  (1)ポリエチレン(PE) (2)ポリプロピレン(PP) (3)ポリ塩化ビニル(PVC) (4)ポリスチレン(PS)  (5)ポリエチレンテレフタレート(PET)
 2.2 (スーパー)エンプラフィルム
  (1)ポリアミド(PA) (2)ポリカーボネート(PC) (3)ポリフェニレンサルファイド(PPS) (4)ポリテトラフルオロエチレン(PTFE) (5)ポリエーテルエーテルケトン(PEEK) (6)液晶ポリマー(LCP)

3.成形加工技術
 3.1 溶融押出成形
  (1)Tダイ成形〔(a)一軸延伸、(b)二軸延伸〕 (2)インフレーション成形
 3.2 キャスティング成形
 3.3 カレンダー成形
 3.4 単層フィルムと多層フィルム

4.フィルムの評価・試験
 4.1 機械物性評価
  (1)引張試験 (2)引裂き試験 (3)耐ピンホール性試験 (4)衝撃試験(ダートインパクト、フィルムインパクト) (5)突刺し試験 (6)剥離試験 (7)ヒートシール性試験 (8)ホットタック性試験 (9)摩擦係数試験 (10)ブロッキング試験 (11)ガス透過試験 (12)水蒸気透過試験 (13)加熱収縮率試験 (14)耐折試験 (15)ぬれ張力試験 (16) クリープ試験
 4.2 耐候性・耐老化性評価
 4.3 耐燃焼性評価
 4.4 光学特性評価

5.特許状況に基づいた最新のフィルム技術の動向
 5.1電子材料フィルム
  (1)PETを適用した電子材料フィルムの現状と課題
  (2)液晶ポリマーを適用した電子材料フィルムの現状と課題
5.2 生分解フィルム

6.おわりに

開催要項

【受講料】1名につき29,700円(税込み)
【定 員】20名(先着順)
【開催日時】2024年6月20日(木)13:30~16:50
【会 場】化学工業日報社 5F会議室(東京都中央区日本橋浜町3-16-8)

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