【9/26 ゴムタイムスセミナー】「プラスチックフィルムの基本と最新技術動向」
プラスチックフィルムの現状、用途別フィルムの動向、樹脂特性におけるプラスチックフィルムと添加剤、成形加工技術 、特許状況に基づいた最新のフィルム技術の動向
受講可能な形式
【リアルタイム&アーカイブ視聴】
趣旨
プラスチックは世界で最も広く使用されている工業製品であり、その代表的な加工法としてフィルムの成形・成膜があげられる。汎用樹脂をはじめとした様々なプラスチックフィルムが容器・包装・農業さらには自動車産業など多岐の用途に利用されており、我々の生活になくてはならない重要な材料となっている。そうした背景から、プラスチックフィルムに関して、昔から多くの成形加工技術などが検討されており、今後も市場要求の高まり等により、更なる技術開発が求められると思われる。
本セミナーでは、プラスチックフィルムに関して、原料となる樹脂特性、添加剤技術、成形加工技術およびそれらに纏わる試験・評価方法について幅広く概説し、また、最新のプラスチックフィルム技術の動向についても詳しく紹介する。
得られる知識・技術
・プラスチックフィルムの樹脂種類別の特性、成形加工技術、評価・試験方法
・市場・用途別の現状、最近成長性の高いフィルム技術の開発動向
・特許情報から得られるフィルム技術の開発動向
受講対象者
・プラスチックフィルム技術初心者、ポリマーの研究開発者、プラスチックフィルム全般を網羅的に勉強したい方
日時 | 2024年9月26日10:30~16:30 |
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アーカイブ視聴 | 2024年10月3日~2024年10月17日 |
講師 | 八角 克夫(八角コンサルティンググループ 代表 技術士(化学部門)) |
講師略歴 | 1992年 東北大学大学院工学研究科修了(応用化学)大手総合化学メーカーに入社 1992年 研究開発本部にてポリエチレン気相重合触媒の研究開発に従事 その後、ポリエチレン開発にて成形加工・試験・評価等に従事 1997年 金属クラスター粒子(触媒並びに発光体)の研究開発に従事 1998年 理化学研究所にて技術派遣 金属クラスター粒子の基礎研究 2001年 技術士(化学部門)登録 登録番号44836 2004年 知的財産部にて特許情報解析、知財戦略、事業戦略支援、知財教育、ブランド活動、テーマ発掘活動、MOTなどに従事 知財推進グループのグループリーダーとして、知財技術担当を統括 タイやヨーロッパでも知財指導経験を有する 2019年 AIPE認定 知財アナリスト登録。退社して八角コンサルティンググループ開設 2020年 検索技術者検定1級合格。「高分子フィルム成形加工と評価方法」のセミナー講演、一部上場企業の技術コンサルタント(無機関連) 、耐熱性高分子に関するコンサルタントなど就業の傍ら、東京工業大学大学院・博士課程に在籍中。(社)技術知財経営支援センター(MOT-IP)理事 2021年 (一社)技術知財経営支援センター(MOT-IP) 副代表理事、(株)IBLC顧問 |
受講料 | 45000円/1人(税別) |
会場 | WEBセミナー(ZOOM) |
主催会社 | ゴムタイムス社 |
配布方法 | PDFのテキストで配布 ※本セミナー資料の無断転載、二次利用、講義の録音・録画などの行為を固く禁じます。 |
お申込み | このセミナーに申込む |
注意事項 | ※アーカイブ配信のみご希望される方は、「このセミナーに申込む」より【アーカイブ配信のみ】となっている方をお選びください。 ※アーカイブ配信実施セミナーの場合、リアルタイム視聴でご受講される方は、無料で「アーカイブ配信」を閲覧できます。振り返り学習に活用ください。 |
プログラム
1.プラスチックフィルムの現状
1.1 プラスチックフィルム全体市場規模推移および予測
1.2 用途別フィルムの動向
(1)容器包装分野
(2)農業分野
(3)自動車分野
(4)エレクトロニクス分野
(5)建築資材分野
2.樹脂特性におけるプラスチックフィルムと添加剤
2.1 汎用樹脂フィルムの特徴と課題
(1)ポリエチレン(PE)
(2)ポリプロピレン(PP)
(3)ポリ塩化ビニル(PVC)
(4)ポリスチレン(PS)
(5)ポリエチレンテレフタレート(PET)
2.2 (スーパー)エンプラフィルムの特徴と課題
(1)ポリアミド(PA)
(2)ポリカーボネート(PC)
(3)ポリフェニレンサルファイド(PPS)
(4)ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)
(5)ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)
(6)液晶ポリマー(LCP)
3.成形加工技術
3.1 溶融押出成形
(1)Tダイ成形
(a)一軸延伸
(b)二軸延伸
(2)インフレーション成形
3.2 キャスティング成形
3.3 カレンダー成形
3.4 単層フィルムと多層フィルム
4.フィルムの評価・試験
4.1 機械物性評価
(1)引張試験
(2)引裂き試験
(3)耐ピンホール性試験
(4)衝撃試験(ダートインパクト、フィルムインパクト)
(5)突刺し試験
(6)剥離試験
(7)ヒートシール性試験
(8)ホットタック性試験
(9)摩擦係数試験
(10)ブロッキング試験
(11)ガス透過試験
(12)水蒸気透過試験
(13)加熱収縮率試験
(14)耐折試験
(15)ぬれ張力試験
(16) クリープ試験
4.2 耐候性・耐老化性評価
4.3 耐燃焼性評価
4.4 光学特性評価
5.特許状況に基づいた最新のフィルム技術の動向
5.1 5G向け電子材料フィルム
5.2 生分解フィルム
6. サーキュラーエコノミーとモノマテリアル化