令和2年MOT-IP主催・技術セミナーのご案内(1)

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

さて、私が所属しております日本技術士会会員による 技術知財経営支援センター(MOT-IP) http://www.mot-ip.com   
にて、2020年3月2日(月)に技術セミナーを開催することになりましたので、お知らせいたします。

日時 : 令和2年3月2日(月)  13:00 ~ 16:50
場所 : 東京都港区商工会館:第一会議室  https://minato-shoukou.jp/access
     [JR浜松町駅徒歩5分](ここは開催場所ですので講演会の問い合わせはしないで下さい。)
主催 : 一般社団法人 技術知財経営支援センター(MOT-IP)
協賛 : 公益社団法人 日本技術士会 登録グループ 知財コンサルティングセンター
聴講料: 20,000円(消費税込み)
    (なお、参加者の皆さまには後日一度だけ講師の無料相談ができます。)
申し込み先:福井技術士事務所;Eメールにて、fukudont0221@jupiter.ocn.ne.jp

演題 :「製品の劣化と粉体の微弱な触媒活性 ~粉体を含有している製品の劣化原因を探る~」
となっており、粉体技術に携わる2名の著名な技術士が分かりやすく解説いたします。
以下に、セミナーの説明と講演者プロフィールをご紹介いたします。

【はじめに】
「粉体は様々な分野で使われていますが単独で用いられること は少なく、多くの場合は他の成分と混合して用いられています。 この時、粉体に触媒活性があればその作用で共存する成分が 分解し、その製品が劣化してしまいます。 本セミナーでは化粧品と磁気記録媒体という異なった分野で 「粉体の微弱な触媒活性」によって製品が劣化していく例を紹介 します。 また、微弱な触媒活性の評価について、その考え方や具体的 な測定方法を紹介します。 粉体を用いている皆さまにお役に立つ情報が多く含まれていま すので、是非ご参加下さい。 また、参加者の皆さまには後日一度だけ講師の無料相談がで きますのでご利用下さい。」

【講演者プロフィール】
 講演1.化粧品用粉体の触媒活性と香料・油脂の劣化
     講師:福井 寛氏 (福井技術士事務所 代表、元資生堂、日本化学会フェロー、工学博士)
 講演2.酸化鉄磁性粉の触媒活性と表面水酸基の酸塩基性
     講師:渡辺春夫氏 (渡辺春夫技術士事務所 所長、元ソニー、
     日本技術士会化学部会部会長、工学博士)

【講演内容】
●講演1:化粧品用粉体の触媒活性と香料・油脂の劣化
1.化粧品に用いられる粉体の役割
2.粉体の固体酸・塩基と香料の分解
3.粉体の酸化能と油脂の酸化
4.粉体の光触媒活性と日焼け止め化粧品
5.あるがままの表面からデザインされた表面へ

(本セミナーで習得できること)
・化粧品用粉体の役割が理解できる。
・化粧品における触媒活性作用が把握できる。
・デザインされた表面の必要性が理解できる。

●講演2:酸化鉄磁性粉の触媒活性と表面水酸基の酸塩基性  
1.磁気記録媒体と磁性塗料
2.塗料の劣化、ケトン溶媒のアルドール縮合
3.酸塩基触媒活性点としての表面水酸基
4.表面水酸基の酸塩基性の評価
5.よりミクロスコピックな酸塩基性
6.表面水酸基の酸塩基性を支配する因子

(本セミナーで習得できること)
・粉体の通常雰囲気下の実用的表面を理解できる。
・ブレンステッド酸塩基性の応用範囲が拡大される。
・酸塩基性を左右する要因を理解することができる。

MOT-IP では今年からこうしたセミナーを積極的に開催し、皆様へ有用な情報提供を行っていく所存ですので、よろしくご参加ください。

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