「フィルムの成形成膜工程における加工・試験および評価方法」を講演(2020年2月6日)

この度、サイエンス&テクノロジー社様のご厚意により、プラスチックフィルムに関しての講演を実施することになりましたので、お知らせいたします。

詳しくは、下記ホームページにてご覧ください。沢山の方々のご参加をお待ち申し上げております。

https://www.science-t.com/seminar/X200246.html

セミナー趣旨

 プラスチックは世界で最も広く使用されている工業製品であり、その代表的な加工法としてフィルムの成形・成膜があげられる。汎用樹脂をはじめとした様々なプラスチックフィルムが容器・包装・農業さらには自動車産業など多岐の用途に利用されており、我々の生活になくてはならない重要な材料となっている。そうした背景から、プラスチックフィルムに関して、昔から多くの成形加工技術や添加剤技術などが検討されており、今後も市場要求の高まり等により、更なる技術開発が求められると思われる。
 本セミナーでは、プラスチックフィルムに関して、原料となる樹脂特性、添加剤技術、加工方法およびそれらに纏わる試験・評価方法について幅広く概説し、また、最新のフィルム技術の動向についても紹介する。

セミナー講演内容

1.プラスチックフィルムの現状
 1.1 プラスチックフィルム全体市場規模推移および予測
 1.2 用途別フィルムの動向
  (1) 容器包装分野
  (2) 農業分野
  (3) 自動車分野
  (4) エレクトロニクス分野
  (5) 建築資材分野                                                               

2.樹脂特性におけるプラスチックフィルムと添加剤
 2.1 汎用樹脂フィルムの特性と添加剤
  (1) ポリエチレン(PE)
  (2) ポリプロピレン(PP)
  (3) ポリ塩化ビニル(PVC)
  (4) ポリスチレン(PS)
  (5) ポリエチレンテレフタレート(PET)
 2.2 エンプラフィルムの特性と添加剤
  (1) ポリアミド(PA)
  (2) ポリカーボネート(PC)
  (3) ポリフェニレンサルファイド(PPS)
  (4) ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)
  (5) ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)

3.成形加工技術
 3.1 溶融押出成形
  (1) Tダイ成形
   ① 一軸延伸
   ② 二軸延伸
  (2) インフレーション成形
 3.2 溶液キャスティング成形
 3.3 カレンダー成形
 3.4 単層フィルムと多層フィルム

4.フィルムの評価・試験
 4.1 機械物性評価
  (1) 引張試験
  (2) 引裂き試験
  (3) 耐ピンホール性試験
  (4) 衝撃試験(ダートインパクト、フィルムインパクト)
  (5) 突刺し試験
  (6) 剥離試験
  (7) ヒートシール性試験
  (8) ホットタック性試験
  (9) 摩擦係数試験
  (10) ブロッキング試験
  (11) ガス透過試験
  (12) 水蒸気透過試験
  (13) 加熱収縮率試験
  (14) 耐折試験
  (15) ぬれ張力試験
 4.2 耐候性・耐老化性評価
 4.3 耐燃焼性評価
 4.4 光学特性評価

5.最新のフィルム技術の動向

 □質疑・応答□

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